~「ルールメイキング」をテーマに全国の教員が出会う~ Rulemaking Teacher’s CAMPを開催します【2025年8月16日~17日】

Rulemaking Teacher’s CAMP

お知らせ

イベント

認定特定非営利活動法人カタリバ みんなのルールメイキングでは、「ルールメイキング」をはじめとする児童生徒を中心とした学校づくりに取り組む全国の教員50人が同じ場所に集い、互いの思いや経験を共有し、問いを持ち寄って語り合う機会として「Rulemaking Teacher’s CAMP」の開催を決定しました。8月16日〜17日の1泊2日の合宿型プログラムを予定していますので、詳細をお知らせいたします。

なお今回は、参加にあたってルールメイキングの実践歴は問いませんが、みんなのルールメイキング・パートナーにご登録いただいている全国の教員が対象となります。

全国の教員ルールメイカーが集い、出会いと対話を通じて得られるエネルギー

「みんなのルールメイキング」は、校則やルールなどの学校の課題をテーマに、児童生徒・教員・保護者などさまざまな立場の関係者同士の「対話を通じた合意形成」を全国の学校へ届けています。校則・ルールを変えることが目的ではなく、対話を重ね、みんなの納得解をつくっていくプロセスを大切にしています。

2025年4月末時点で、500人を超える教員が、カタリバと連携しながら自身の学校でルールメイキングの実践に挑戦しています。

その中で、「どうすればもっと対話的に、子どもや教員、関係者とルールメイキングが実践できるのか」といった問いを持った実践者が集うことが、学校現場での一歩を踏み出すエネルギーになるはずです。

そのために、よりよい対話的な学び・児童生徒自治・児童生徒支援・子どもの権利保障などを進め、「生徒を中心とした学校づくり」に取り組もうとする教員のネットワークや、目指すロールモデルとの出会いが大切だと考えています。

Rulemaking Teacher’s CAMPは、児童生徒を中心とした学校づくり取り組む全国の教員「教員ルールメイカー」が集まり、出会いと対話を通じて、実践への一歩を模索し続けられる土台をつくることを目的とした合宿型のプログラムです。

イベントのコンセプト

カタリバは今回のイベントで大切にしたいコンセプトを、以下のように考えています。

C:Connect(つながる)

学校という枠を越えて、教員同士が出会い、語り合うー。現場や環境が異なる中でも、共通する問いや葛藤に気づくことができます。「自分だけじゃなかった」と思える他者とのつながりが、明日への力になるはずです。

A:Agency(エージェンシー)

自分の問いを起点に、教員としてのあり方やルールメイキングにおける一歩を見つけていきます。児童生徒を中心にした学校づくりに向け、学校全体を巻き込みながら実践するエネルギーを得られる場を目指します。

M:Mindset(まなざし)

自分の信念を大切に、異なる他者の経験や意見から新たな気づきや発見を得ます。自分自身の考えをさらに深め、学校組織、ルールメイキングの活動をより前進させていくきっかけをつくります。

P:Place(居場所)

「ルールメイキング」という共通のテーマを持つ仲間として、安心して語り合える。対話を通じて、自分の中の願いや問いが少しずつ言葉になっていく。また帰ってきたくなる、そんな“もうひとつの職員室”です。

「ルールメイキング・サミット2024」で開催された「全国教員フォーラム」

2024年10月に開催した「ルールメイキング・サミット2024」でも、教員向けのイベント「全国教員フォーラム」を実施しました。フォーラムの目的は、2024年のルールメイキング・サミット全体のテーマでもある「わかりあえなさ」について、教員の目線でも意見を交わし、教員同士のネットワーキングを進めること。クロストークや参加者同士のディスカッションなどを通して、全国の教員や教育関係者など総勢50名以上が対話に臨みました。

参加した教員からは、「うちの学校では教員は協力的だが、生徒たちを主体的に巻き込むにはどうしたらいいのかが話題に上っています」「校則というマジックワードを、どの立場から考えているかを共有するだけでも、(大人同士の)わかりあえなさを乗り越えるヒントがある」といった声が上がり、大いに盛り上がりました。

フォーラムは短い時間だったものの、その場には全国から児童生徒に伴走する教員が集い、熱量のある場になりました。Rulemaking Teacher’s CAMPでは、このフォーラムでの教員の声を踏まえ、2日間じっくりと教育現場での一人ひとりができることを見つけていこうと、全国の教員を対象に開催されます。

ゲストには熊本大学准教授の苫野一徳さん

今回の講師・ゲストには、熊本大学教育学部の准教授苫野一徳さんをお招きします。

参加いただいた教員50人の方と苫野さんとの哲学対話 「子どもとつくる、学校の未来」の時間を設けています。学校や教育の本質をめぐる探究の時間や、地域・テーマごとの実践共有や対話を通して、教員一人ひとりがこれから向き合いたい大切なテーマを見つけていける時間にしていきます。

イベント実施要項

開催日:2025年8月16日(土)〜17日(日)
     ■ 1日目:12時~    受付開始
          13時~18時 プログラム
     ■ 2日目: 9時~    プログラム開始/15時 終了・現地解散

会場:L stay & grow 南砂町(〒136-0076 東京都江東区南砂7丁目10−14

※イベントへの参加は申込フォームより受け付けます。定員を超えた場合は抽選とさせていただき、抽選結果は2025年6月13日(金)に、当落に関わらずすべての申込者へ応募時に記入いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。

申込締め切り2025年5月31日(土)

募集人数:みんなのルールメイキングパートナーに登録する全国の教員50名
(今回のキャンプは、2025年5月31日時点で「ルールメイキング・パートナー」に登録されている方のみが対象となります。※ルールメイキングの実践歴や、校則見直しの有無は問いません)

参加費  :無料(宿泊費・食費込み)

宿 泊  :会場併設のホテル(シングルルーム)をご用意します

食 事  :1日目夕食/2日目朝食・昼食は宿泊会場にてご用意します

交通費補助:原則、会場までの交通費は各自でご負担いただきます

※ただし、往復で新幹線・飛行機・フェリー(船舶)を使用し、交通費合計が4万円以上かかる場合は、以下の条件を満たす方は最大5000円の交通費補助制度を設けています(在来線や路線バス、高速バスは対象外となります)。詳細は申込後に別途ご案内します。

※飛行機利用の場合は、6月30日(月)までに往復の航空券を予約した場合のみ対象

※プログラム終了後に予約日が分かる証明書および領収書を期日までに提出できる方

講師・ゲスト:苫野一徳さん(教育哲学者)ほかゲスト予定

主催:認定特定非営利活動法人カタリバ みんなのルールメイキング

  助成:公益財団法人日本財団

プログラム内容

苫野一徳さんと哲学対話 「子どもとつくる、学校の未来」

 教育哲学者の苫野一徳さんをお招きして、ルールメイキングをテーマに参加者全員で哲学対話を行います。

・ルールメイキング実践者とのワークショップ

 ルールメイキング実践者と参加者一人ひとりが「自分の問い」や「関心のあるテーマ」を持ち寄り話し合います。

・地域でつながり語り合う!教員エリアサミット

 地域だからこそ連携できることや児童、生徒も参加できることを地域コーディネーターと一緒に考えます。  

事前説明会を実施します

今回のキャンプへの申込を検討されている方に、具体的にどんな内容を予定しているのか事前説明会を開催します。

下記の日時で開催しますので、ご希望の方は当日下記のZoomの入室リンクよりご入室ください。全ての日程で参加が難しい場合は、お問合せをいただいた方に後日アーカイブ動画のリンクをお送りいたします。

5月16日(金)17時~18時
・5月20日(火)17時~18時
・5月22日(木)16時~17時
・5月28日(水)16時半~17時半
・5月30日(金)17時~18時
 ※開始15分が経過しても、どなたのご参加もない場合は、説明会を終了させていただきます。

ミーティング ID: 963 6374 6869

よくあるご質問

Q: 参加費はかかりますか。

A:無料でご参加いただけますが、会場までの交通費はご自身でご負担、あるいはご所属先の学校や自治体の研修費等をご活用ください。(条件によって、上限5000円まで補助が出る場合がございます。詳しくはイベント実施要項をご確認ください。補助対象になる方は、一旦各自で立て替えていただき、イベント終了後の後日、弊団体宛てに領収書などを提出していただいたうえで、精算させていただきます。)

Q:宿泊施設の手配は必要ですか。

A:宿泊施設はこちらで会場に併設されているホテルのシングルルーム1室を確保しておりますので、参加者は原則そちらにご宿泊いただくため、ご自身での手配は不要です。もしも、やむを得ない事情により他の宿泊先を希望される場合は、その費用はご自身でご負担いただきますので、ご了承ください。

Q:1日のみの参加は可能ですか。

A:本イベントは、2日間の参加を必須とさせていただいております。そのため恐れ入りますが、1日のみの参加はお受けできません。

Q:教育委員会の職員は応募は可能ですか。

A:可能です。ただし、学校現場のコーディネーターなど外部人材の方はご応募いただけません。

Q:参加したことを示す「証明書」は発行されますか。

A:発行いたします。イベント最終日に、参加証明として「修了証」をお渡しいたします。

Q:同じ学校から複数人の教員の応募は可能でしょうか。

A:可能です。ただし、応募フォームにはご希望される方それぞれでご入力をお願いいたします。複数人応募いただいた場合でも、抽選によって同じ学校であっても全員参加いただけない場合もございますので、ご了承ください。

Q:事前説明会に参加できなかったのですが、アーカイブ動画の視聴は可能でしょうか。

A:可能です。下記のアドレスにお問合せいただいた方に、アーカイブ動画のリンクをお伝えいたします。 メールアドレス:rulemaking@katariba.net

みなさんにお会いできることを楽しみにしています!


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