【お知らせ】国・自治体関係者によるRulemaking Teacher’s CAMP視察・見学の受付について

Rulemaking Teacher’s CAMP

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自治体事例

2023年春にこども基本法が施行され、国や地方自治体で子どもの意見を政策に反映させていくことが義務付けられました。子どもの意見を聴くことの重要性が再認識され、子ども・若者会議の運営や、子どもの意見を聴くアンケート調査など、各自治体で取り組みが進められています。

2025年8月16日(土)・17日(日)の2日間で開催される「Rulemaking Teacher’s CAMP」にて、学校における子どもの意見表明や、児童生徒が参加する学校づくりをテーマに取り組んでいる、もしくは取り組みたいと考えている国や自治体の担当者・関係者(教育委員会や子ども政策を担当する部局など)を対象に、視察・見学希望者の受付を開始いたしますので、ご案内します。

意見表明の大切な場である「学校」

学校現場では授業や特別活動など、 様々な活動を通じて、生徒が学校づくりに参画する機会が作られてきました。教員をはじめとする身近な大人や、同世代の子どもたち同士の関わりの中で、自分の意見を考え、伝え合う活動は、子どもたちが権利の主体として成長し、自分の意見を自信を持って発信していく基盤となります。自分の意見が取り入れられる手触りある経験として、学校での意見表明の実践は、子どもたちにとって重要な意味を持ちます。

そういった側面から、子どもの意見表明に関わる実践では、子どもたちが1日の多くを過ごす「学校」との連携も重要なポイントになります。
しかし、教育委員会と連携方法や、子どもたちに意見を聴く実践方法、子どもたちが関心のあるテーマの選定など、実現に向けては課題感を感じる担当者も少なくないのではないでしょうか。

本イベントでは、全国から「子どもの意見を取り入れた学校づくり」を様々な形で実践する教員や教育委員会職員が集まり意見を交わします。視察を通じて、ご所属の自治体での実践のあり方のヒントを得ることができます。
また、カタリバのスタッフや実際に子どもの声を取り入れた対話的な学校づくりの実践に取り組む現場職員と相談する時間もご用意したいと考えています。(時間や人数に限りがあるため、希望の場合は事前にお申し出ください)

・子どもの権利・子どもの意見表明事業担当として、学校の取り組みの先行事例を知りたい
・学校と連携した実践を検討しており、具体的なイメージを持ちたい
そのような国や自治体担当者の方のご参加をお待ちしております。

みんなのルールメイキング 自治体連携実績

みんなのルールメイキングでは、2021年度より自治体との連携をスタート。ルールメイキング・校則見直しをテーマにした取り組みを中心に、子どもたちが学校に対して意見を伝え、学校づくりに参画する実践に伴走してきました。

▼2024年度までの連携実績
・つくば市教育委員会(茨城県)
・茨城県教育庁(茨城県)
・目黒区教育委員会(東京都)
・静岡市教育委員会(静岡県)
・福井県教育委員会(福井県)
・枚方市教育委員会(大阪府)
・広島県教育委員会(広島県)
・熊本市教育委員会(熊本県)

2025年度は、時代に合わない校則を見直していく取り組みを超えて「学校における児童生徒の参画・意見表明の機会を広げていく」ことを目指し、新たに3つの自治体との連携をスタートします。

視察・見学の概要

日 時:8月16日(土) 13:00~18:00/8月17日(日) 9:00~15:00
   ※参加者の安心感を大切にするため、一部視察・見学をお断りする時間帯もございます。
    詳細は申込いただいた皆様へ別途ご案内いたします。
場 所:Lstay&grow南砂町(東京都江東区南砂7-10-14/地下鉄東西線 南砂町駅出口5より徒歩7分)
席 数:両日とも10名まで(先着順)
締 切:2025年8月10日(日)まで

締切前に満席になってしまった場合、申込フォームを閉鎖させていただきます。なお、お申込みいただいたにもかかわらず、その直前で満席になっており参加をお断りする場合がございますことを、あらかじめご理解いただきますようお願いいたします。

▼視察・見学いただけるプログラム

よりよい対話的な学び・児童生徒自治・児童生徒支援・子どもの権利保障などを進め、「生徒を中心とした学校づくり」に取り組もうとする教員のネットワークや、目指すロールモデルとの出会いが大切だと考えています。
Rulemaking Teacher’s CAMPは、「ルールメイキング」をはじめとする児童生徒を中心とした学校づくりに取り組む全国の教員が集い、互いの実践や経験を共有し学び合う合宿型の研修です。

8月16日(土)
ルールメイキングをはじめとする「子どもの意見を取り入れた学校づくり」の目的や、学校が担う役割について情報収集をされている方には、Day1のプログラムを視察・見学いただくことをお勧めいたします。
実際にルールメイキングに取り組んできた教員の実践例や、学校における課題を交えながら対話します。

①13:30~ 苫野一徳さんと教員66名による「本質観取(哲学対話)」
②16:20~ 苫野一徳さんと現役教員によるトークセッション

8月17日(日)
ルールメイキングをはじめとする「子どもの意見を取り入れた学校づくり」に向けて、職員研修の方法や具体的な実践方法について情報収集されている方には、Day2をお勧めいたします。
参加教員の視点で、学校や教員ができることを具体的に考えるとともに、学校に必要の支援の在り方や、取り組みを進めるために超えていくべき課題を明確にしていきます。

③ 9:30~ 参加教員による学校での実践に向けた対話・ワークショップ
④13:00~ 2日間を振り返る個人ワーク
⑤14:00~ 地域ごとに分かれた参加者交流タイム

▼視察・見学の対象者

・国や自治体関係者(例:教育委員会、子ども政策・子どもの権利保障等のご担当の方)

▼視察・見学にあたって

・席数に限りがあるため、所属あたりの視察・見学者は2名までとさせていただきます。
・当日、カタリバ担当者との面談をご希望される方は、参加申込フォームにその旨を記載してください。
・視察・見学の方は、プログラムを部分的にご覧になることも可能です。入場・退場時間の希望がある方は、1週間前までにカタリバまでスケジュールをお知らせください。
・本イベントの参加者は事前申込、抽選制でご案内済みです。そのため、視察の方はプログラムへ参加することはできません。視察・見学のみのご案内となりますことをご了承ください。

▼視察・見学にかかる費用

・視察・見学は無料でご参加いただけます。ただし、旅費交通費など、視察・見学にかかる費用はご所属先あるいは各人でご負担いただきます。お食事も各自でご用意ください。
Lstay&grow南砂町に宿泊を希望される場合、カタリバでお部屋を予約することが可能です。ただし、視察・見学が決まった時点で予約の空き枠がある場合に限ります。また、宿泊料金は前述の通りご所属先あるいは各人でご負担いただきます。

▼本イベントを主催する「みんなのルールメイキング」のご紹介

校則やルールなど学校の課題をテーマに、児童生徒・教員・保護者など様々な立場の関係者同士が「対話を通じた合意形成」に取り組む「みんなのルールメイキング」。単に学校の校則やルールなどを「変える」ことが目的ではなく、対話を重ねながら、みんなの納得解をつくっていくプロセスを大切にしています。
カタリバでは2019年より、全国の学校と連携しながら実践を進め、連携校は2025年7月時点で535校を超えました。

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