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「みんなのルールメイキング」が2025年度グッドデザイン賞を受賞しました
お知らせ
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都中野区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)が運営し、生徒主体の学校づくりに取り組む「みんなのルールメイキング」が2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。さらに、2025年度グッドデザイン賞審査委員が選ぶ「私の選んだ一品 2025」にも選出されました。

「グッドデザイン賞」とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は、優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
審査員評価コメント
校則やルールを題材に、生徒自身が対話を重ねて合意形成を行うプロセスを学びに転換した点が高く評価された。異なる意見を尊重しながら納得解を導き出す経験は、自己効力感や社会参画意識を育む重要な基盤となる。学校と地域団体が連携して実践を広げていることも特徴であり、教育の枠を超えて社会的な課題にアプローチしている。制度的な後押しも受けつつ活動は全国に広がり、子どもたちが「自分たちの行動で社会を変えられる」と実感できる環境を形にした意義は大きい。教育と社会をつなぐ先駆的なプログラムである。
▽「私の選んだ一品 2025」に選出した審査委員コメント
・廣田 尚子氏/デザインディレクター
校則は何のためにある?これ本当に必要な規則?誰もが思いながら、通り過ぎて大人になってしまう。でも、疑問や思いや理想を言葉にする。「みんなにとっての答え」をどうやって見つけるか考える。そこに未来を変える力が宿る。「信じる力」が芽生える体験の尊さに感動した。この活動が続き広がりますように。
・水野 祐氏/弁護士
プログラムの対象となる校則等だけでなく、このプログラム自体も子ども、教員、運営主体等の共創で広がってきていることが素晴らしいと思います。今後の広がりにも期待しております。
事業責任者コメント
・藤本雅衣子/みんなのルールメイキング 事業責任者
2019年に事業が立ち上がった当時、校則・ルールを見直していくことは大変勇気のいることでした。しかし、その一歩目を踏み出してくださったたくさんの教員、教育関係者の皆様に支えられ取り組みを続けることができました。今回は、ともにこの5年間を歩んでくださった皆様と一緒に受賞したものと感じています。この場を借りて御礼申し上げます。
そして振り返ると、「みんなのルールメイキング」にかかわってきた年月の中で、私自身も自分の人生を主体的に生きていけるようになった確かな実感を得ています。この実感をより多くの子どもたちと共有できるように、ルールメイキングを未来へつないでいきます。

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