OBOG大学生らが校則見直しのブースを出展!民主主義ユースフェス2023

こんにちは、みんなのルールメイキング事務局です。

2023年3月25・26日に東京・下北沢にて開催された「民主主義ユースフェスティバル2023」に、ルールメイキングのOBOG大学生らがブースを出展しました。

ここでいうOBOGとは高校時代にルールメイキングに取り組んでおり、大学生となった方々のことです。

みんなのルールメイキング事務局ではOBOGたちを「大学生メンバー」として2022年春に募集。中高生のサポート、サミット運営や体験の語り手として、1年間共に活動してきました。

その活動のひとつとして「民主主義ユースフェスティバル2023」へのブース出展を行いました。今回はイベントの様子をレポートします。

民主主義ユースフェスティバル2023とは

「民主主義ユースフェスティバル2023」は、若者の政治参加、学校内の民主主義、ジェンダーギャップ、選挙制度などについてフランクな対話ができる場です。

「みんながもっと自分らしく生きられる社会を」というコンセプトのもと、気軽に社会課題について話したり、政治家やさまざまな活動を行っている方と出会い、対話することを目的として開催されました。

実際に、会場は東京・下北沢に新しくできた「下北線路街 空き地」という屋外の開かれた場で開催。
ほかにも音楽ライブ、キッチンカーなどカジュアルな雰囲気の場で2日間に渡り、およそ3000名が来場しました。

賑わいをみせる、対話的な校則見直しブース!

「対話的な校則見直しプロジェクト Supported by みんなのルールメイキング」として大学生メンバー6人が、この日のためにブース出展の準備を進めていました。

全国の中学・高校でのルールメイキング活動を紹介したり、誰でもできる参加型企画を行おう!ということで、ルールメイキングが大切にしている「対話」をどのようにブースの中で活かしていくのか…とオンラインでの議論を重ねていきました。

「校則」について、あなたはどう思うのか、問う機会を。

全国の中学・高校で実施している「ルールメイキング」。すべて先生が主導してルールを決めるのではなく、生徒の意見が反映されているか、生徒・先生・保護者・地域の方が対話し、納得解をつくれているかーーー。そのような課題提起をすることも、このブースを通して伝えたいメッセージでした。

ブースに来てくださった方々に、ルールメイキングの取り組みを紹介。校則は多くの人が触れたことがあるため、そこに大学生自身の経験を語りながら伝えることで、誰にでも分かりやすいよう工夫を凝らして伝えることにしました。

さらに、誰もが参加できる企画として「(あなたにとって)校則とは」というテーマで、自分の気持ちを表現してもらい、みんなのルールメイキング公式Twitterで発信を行うことに。

その結果、多くの方々へルールメイキングの取り組みを紹介し、さらには校則について改めて考えてもらうことで、自分のことのように思いを馳せた時間を届けることができました。

ここで、ブースに来てくださった方々の様子を一部紹介します!

このように、皆さんの校則に関して感じていること、未来の願いを込めたメッセージを伝えていただきました。

SNSで発信したことで、より多くの方に参加した皆さんののメッセージを届け、沢山のリツイートやいいねが集まるような共感を呼んだものもありました。

このようにブースに来たことだけで終わらせずに、SNSと連動してさらに多くの方に届くような取り組みを実施。大学生たちのアイデアが富んだ素敵な企画となりました。

自分の経験を改めて学びが深まった機会に!

ブース出展・運営を終えて、大学生たちはどのようなことを考えたのでしょうか。代表して2名の方から振り返り・感想のメッセージをいただいたので、紹介します。

自分たちの経験や活動が社会にとってどんな意義があるものだったのか、改めて学びになった機会となったと語ってくれました。

多数が政党ブースの中での出展はどうなるものか想像できませんでしたが、様々な方の意見を聞くことができて良かったです。活動で関わる人のほとんどはルールメイキングを知っている方、ルールメイキングという活動を肯定的に捉えている方でした。しかし、今回はルールメイキング自体を初めて知った方や否定的に捉えている方もいらっしゃいました。また、今回のテーマである民主主義と結びつけながら考えてくれる人もいらっしゃいました。自分だけでは考え付かなかった意見をいただいて、よりルールメイキングを深く考えることができました。そして、まだまだルールメイキングが広がっていないことを実感しました。日本中に広げ、校則やルールに悩まされている児童生徒を少しでも助けることができればと思いました。そのためにも、政党の方の協力も得て、政策などに入れば、活動範囲が広がるのではないかと考えました。(帝京大学2年・学生サポーター 山木結衣)

私はルールメイキングブースだけでなく、イベント全体の実行委員としても参加しました。計画最初、運営責任者から「校則見直しと言ったらみんなのルールメイキングだよね」と言われ、カタリバ事務局に打診したところ、OKをいただくことができ、学生サポーター中心に高円寺の事務所に集まったりして準備を進めました。大雨のなかでしたが、予想の700人を遥かに超える3000人の方にご来場いただくことができ、ルールメイキングブースにも多くの方が訪れてくださいました。校則という身近なテーマだけに、お客さんや来場した政治家・有識者の方々とも楽しく、でも真剣に語り合うことができ、非常に有意義な2日間となりました。このイベントがきっかけで校則見直しが少しでも進展すれば嬉しいです。(明治学院大学3年・中村眞大)

ブースに来てくださった方や、SNSで様子を応援してくださったへ、改めて誠にありがとうございました。また「民主主義ユースフェスティバル」は、大学生メンバーにとっても、さらなる学びに繋げられた機会となりました。

ルールメイキングは、民主主義や主権者教育に限らず、探究学習や対話型組織のつくり方など、さまざまな分野で語ることのできる取り組みだと思っています。

みんなのルールメイキング事務局では、今後もさまざまな機会を通してルールメイキングを全国に広げる活動を行ってまいります。ぜひ、お気軽にお声がけください!

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